『夏は来ぬ』
恥しながら2年くらい前に知った日本の唱歌。
詞もメロディーも美しく、とても心地良い。
それでいて奥が深い。
すごく好きになった。
山里に住む私にとっては実感も伴ってスッと入ってくる。
以下、歌詞。
時代背景もあり元の詞からの改変もあるようですが
現代バージョンです。
※注:中毒性あり
卯の花の 匂う垣根に
時鳥 早も来鳴きて
忍音もらす 夏は来ぬ
さみだれの そそぐ山田に
早乙女が 裳裾ぬらして
玉苗植うる 夏は来ぬ
橘の 薫るのきばの
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諌むる 夏は来ぬ
楝ちる 川べの宿の
門遠く 水鶏声して
夕月すずしき 夏は来ぬ
五月やみ 蛍飛びかい
水鶏鳴き 卯の花咲きて
早苗植えわたす 夏は来ぬ
そして今年初めて時鳥(ホトトギス)の声を
それと知って聞くことができた。
鳴かぬなら…は有名だけど
実際に声を知っている人はどれくらいいるのだろうか?
思ったより力強く、朝の森に響きわたる声。
夜中もお構いなしに鳴いたりする。
少なくとも澄んだピヨピヨではない。